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新型コロナウイルス感染対策について No.42

令和4年9月5日

愛正園利用者ご家族 各位

愛正園施設長 松下 博

8月新型コロナウイルス感染症対策について(報告とお詫び) №42

誠に残念ながら、7月に続き8月も愛正園内に於いて新型コロナウイルス感染症が発生してしまいましたので、下記のとおり報告とお詫びを致します。

〇陽性者発生日
・8月3日 職員1名
・8月9日 職員4名・利用者6名         
・8月11日 利用者2名
・8月13日 職員1名
・8月14日 職員1名
・8月23日 職員1名(家庭内感染)

〇陽性判明者計
・職 員8名(自宅療養8名)
・利用者8名(内入院1.園内居室隔離対応7名)  計16名

〇濃厚接触判定者
・職員6名(就業禁止にて自宅待機5日間~11日間)

〇感染確認検査法  抗原検査法(鼻腔)及びPCR検査法(唾液)を併用
〇愛正園全館消毒  令和4年8月31日
〇全陽性者待機及び非常事態対応解除日    令和4年9月12日(月)

(経過概要)
 愛正園は二年半以上に亘って、職員やその家族に対しコロナを持ち込まない・持ち込ませないための基本的感染対策を叫び続け、三密の厳守や自己衛生管理は無論のこと、さらに様々な想定のもとで7回ものシミュレーションを実施し防衛努力を続けてきました。他の福祉施設での感染症発生を横目で見ながら、無発生を誇らしく自慢にさえ感じていたのです。それがまさかこのような経路をたどってコロナ感染症に侵入されるとは…まさに驚愕しました。

先月このような書き出しで愛正園にコロナ感染症発生の報告№41をお届け致しました。さらに、7月9日から27日朝までの18日間、入浴も原則トイレ使用も出来ず、食事は勿論一切の生活を居室のみに余儀なくされた利用者の皆様の辛さ苦しさを思うと、施設管理者としてあまりに情けなく申し訳ない想いに浸るばかりです。唯一の救いといえば、全員が三回のワクチン接種を受けていたため、陽性の皆さんが軽症であったことです。
 また、新型コロナウイルス感染症対策委員会はじめ職員諸君が、感染を最小限に食い止めるべく長期間に亘り一致団結し、昼夜一貫、本当によく頑張ってくれました。改めて愛正園職員に大きな誇りと強い感謝を感じます。

 概略ではありますが、クラスターの発生経過と状況及び結果をご報告するとともに、この事態発生を防げなかったことを管理者として衷心より深くお詫び申し上げます。

 このように利用者様への慰労と職員諸君への感謝、そしてご家族の皆様へのお詫びをさせていただきました。この報告№41をお送りした時の気持ちは本当に満足感でいっぱいでした。それが僅か一週間も経たぬ間に、今度は一人の職員から8月のクラスターが始まってしまいました。その経過や発生数、発生順は7月の愛正園クラスターと全く同型と言えるものでした。ただ違っているのは、7月には無かった家庭内感染が急に増えたことです。つまり職員自身が感染者ではなく、家族の誰かが感染したことでその濃厚接触者と判定され自宅待機を指示された例です。それでも愛正園のコロナ感染者は利用者+職員の約10%に止まっていますが、他施設では20%をはるかに超えているのも珍しくない状況になっています。
 政府の対コロナ対策も、病院の発熱外来受付が限界を超えた、保健所への報告、県の取りまとめ策、保険会社の保険金の支払い変更、抗原キットの販売・配布等など混乱するばかりです。愛正園は全員が済ませた第4回目のワクチン接種ですが、インフルエンザの予防接種と同時でも良いのでは…などといった案も出始めました。
 こうした状況の中ですが、もうこれ以上クラスターの苦しみを利用者様に、そして職員に味わわせることの無いよう一致団結して、今後は尚一層コロナ感染防衛に努めてまいります。
 ご家族の皆様も第7波流行の感染者増大に十分配慮され、行動制限はないとは言え外出や外泊などには十分注意され慎重にお過ごしください。
 なお、念のため館内の全開放は12日(月)といたします。また、ご家族の面会実施についてはもうしばらく様子を見たいと思いますので、どうぞご理解をお願いします。

以上、報告とお詫びまで。

更新日:2022-09-05
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