ミツバチの導入、電照栽培を開始しました
ミツバチの導入
病害虫の被害を多少受けつつも順調に成長している苗ですが、全体の5割程度、花が咲いてきました。そこで11/8に花粉交配用ミツバチ(西洋ミツバチ)を導入しました。
きれいな形のイチゴを作るためにはミツバチの力が欠かせません。以前ミツバチの導入が遅れた時期に自分で筆を使って受粉を試みましたが、奇形になったり、そもそも実がならなかったりと散々な結果でミツバチの力を思い知りました。今年度のミツバチも順調に働いてくれているので一安心です。
よくある質問の中に蜂蜜は取れるのかと聞かれますが、残念ながらイチゴの花には蜜があまりないようで蜂蜜は取れません。
電照栽培を開始しました
イチゴの旬は1~2月と言われていますが、本来は春の植物です。冬の日照時間の短さ、寒さにあたると葉のサイズが小さくなり成長を止める、いわゆる冬眠期間に入ってしまいます。そこで日照時間が短くなる11~2月の夜間に電照を行い、長日条件にすることで成長を促す栽培方法を電照栽培と言います。主に3つのやり方がありますが、当園では深夜に2~3時間電照を行う光中断方式を行っています。電照栽培を行い人工的に夜の時間を短くし、日中だとイチゴに錯覚させることで成長を促します。今年度は苗の本数が少なく1本1本の苗を大きくしなければならないため、試行錯誤を繰り返しています。
更新日:2021-11-22