農園日記
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販売終了のお知らせ
12月より販売をしておりました当園のイチゴですが、5月いっぱいで今シーズンの販売を終了とさせて頂きます。約半年間たくさんの方々にお買い上げ頂き、誠にありがとうございました。昨今の世界状況により、農業資材等も値上がりしている厳しい状況ですが、来シーズンも「甘くて、大きく、美味しくて、安心安全」を目指して栽培していきたいと思います。
更新日:2022-05-23 -
春のイチゴ
4月には福祉農園の敷地にある山桜が満開になりました。暖かい日が続きハウス内の気温もより上昇するため、収穫量は多くなっています。しかし、気温上昇により成熟スピードが早まり、寒かった冬に比べるとは品質が多少下がりつつあります。収穫終了まであと1ヶ月ほどあるので、栄養剤による葉面散布などを行いながら品質を上げ、販売、管理をしていきたいと思います。
更新日:2022-05-02 -
甘いイチゴの見分け方
販売を開始して3ヵ月ほど経ちました。皆様たくさんのお買い上げ誠にありがとうございます。販売をしていてよく聞かれることは「甘いイチゴの見分け方」についてです。 まず、イチゴは摘み取るまで葉から養分や糖分を果実に蓄えていきます。赤みが全体を占めてきたら収穫となりますが、その後糖度が上がることはありません。いわゆる「追熟」がイチゴにはないのです。 新鮮さや甘さを見分ける方法としてヘタに注目します。新鮮さはヘタが枯れておらずヘタが生き生きとしていること。甘さはヘタが果実の上を向いて反り上がっているものが糖度が高いことが多いです。 また、ヘタ近くがくびれているイチゴも経験上とても甘いです。さらにヘタ近くに裂け目があるいちごは、糖分をパンパンに蓄えている証拠です。しかし、このようないちごは一般的に出回りません。なぜなら、熟し過ぎてすぐに傷んでしまう可能性があるため、市場に出荷することをためらってしまうからです。当園では収穫から出荷までタイムラグがないため、完熟したイチゴをお届けしています。ぜひ画像のようなイチゴを探して見てください。
更新日:2022-03-21 -
イチゴの出荷状況
昨月より始まった出荷ですが、愛正会内の病院・施設を順次販売しております。今年度のイチゴは糖度が例年に比べて高くなっていますので、是非とも食べて頂きたいです。最近ですと先端の糖度で平均は16前後。一番高いもので23度を計測したものもありました。 イチゴの花芽は1度のみならず2番、3番、4番と次々と出てきます。現在は1番果と2番果の間でしょうか。花芽の1番果は実が大きくなる傾向にあるので画像のような大きなイチゴも収穫できます。イチゴ(とちおとめ)の平均の重さが20g程度ですが、これは約3倍の60gもありました。春になるにつれ、病害虫が増えてくる季節となるので、気を付けて栽培していきたいです。
更新日:2022-02-21 -
収穫、出荷が始まりました
9月に定植したイチゴ苗も成長し、ついに出荷シーズンとなりました。 あくまで当施設が作るイチゴの話にはなりますが、初物は糖度がそれなりではあるが酸味があり、全体として味がしっかりとしている印象です。昔ながらと言いますか、甘いだけではなく、甘さの中に酸味や深みがあります。 これは冬のイチゴにみられる特徴で、冬の寒さにあたり、時間をかけてじっくりと熟している結果であると思います。 近年のイチゴ市場では平均糖度が上がっており、少し前までは10度台と記憶していますが、最近では11~13度も珍しくはなくなりました。(糖度の1度の違いはとても大きいです) 当苑のイチゴも先端糖度は14度前後ありますが、ヘタの付近では11度前後になるので、平均糖度は12度前後でしょうか。現在は熟成するのに時間がかかるため収穫量はそれほど多くはありませんが、皆様にぜひ食べて頂きたいです。
更新日:2022-01-24 -
寒冷対策(エアコンダクト設置、温水ボイラー起動、マルチかけ)
イチゴの旬は1~2月と言われていますが本来は春の植物で、冬の寒さにあたると成長を止めて冬眠してしまいます。そのため温度管理がしやすいビニールハウスでの栽培が主流なのですが、ビニールハウスとはいえど真冬の夜間では氷点下近くまで下がるため、成長促進のために暖房は必須となります。
更新日:2021-12-20 -
ミツバチの導入、電照栽培を開始しました
ミツバチの導入 病害虫の被害を多少受けつつも順調に成長している苗ですが、全体の5割程度、花が咲いてきました。そこで11/8に花粉交配用ミツバチ(西洋ミツバチ)を導入しました。 きれいな形のイチゴを作るためにはミツバチの力が欠かせません。以前ミツバチの導入が遅れた時期に自分で筆を使って受粉を試みましたが、奇形になったり、そもそも実がならなかったりと散々な結果でミツバチの力を思い知りました。今年度のミツバチも順調に働いてくれているので一安心です。 よくある質問の中に蜂蜜は取れるのかと聞かれますが、残念ながらイチゴの花には蜜があまりないようで蜂蜜は取れません。
更新日:2021-11-22 -
苗を植えて1ヵ月がたちました
9/15に苗を定植して、約1ヵ月が経過しました。 植えたばかりの苗は根張りが充分でないため、毎日ホースで水を与える必要があります。 新たに発根し、自力で根から水分などを吸い上げることが出来るようになると下の画像のように葉の先に水滴がつくようになります。これを「葉水が上がる」と言い、この現象が見られるようになれば一安心です。
更新日:2021-10-25 -
イチゴ苗を植えました
土壌消毒を終え、土壌環境を整備した今月9月15日に約1600本のイチゴ苗を定植しました。 近年の物価上昇の影響はイチゴ苗にまで影響し、コスト対応のため例年よりも少ない本数です(定着後に例年の本数まで増やす予定です) 植えたばかりの苗は病害虫に非常に弱く、1ヶ月程は気が抜けません。 イチゴは植えてから約3ヶ月強で実がなりますので、本格的な出荷は年明けの予定です。 今年度も甘くて良いイチゴをお届け出来るように頑張っていきたいと思います。
更新日:2021-09-20 -
土壌消毒を行っています
イチゴの代表的な病気の一つに「炭疽病」というものがあります。 これは土壌の中で糸状菌(かび)が発生し、水を介して引き起こされ、主に「葉」と「葉柄」と「ランナー」に局部的に黒色(黒くくすんだ色)の病斑が発生する場合と、病斑が全く見えずにクラウン部(茎の部分)が侵されて株が枯死する場合があります。 一度発生すると土壌内での病害菌という事もあり、なかなか治療、完治が難しい病気です。 例年被害の大きさは異なりますが、この「炭疽菌」にはずっと悩まされておりました。 しかし、2年ほど前からガスを使った土壌消毒を行うようになってからは被害がある程度抑えられるようになりました。 錠剤タイプの薬剤を配置し、ガスを発生させ、逃がさず拡散させるビニールシートをかぶせて約15日かけて消毒を行っています。 この薬剤はガスなので残留の心配もほぼなく、効果も高いため安心して使用しています。
更新日:2021-08-23